ゲームは子供に悪影響? 大人に教えたい、オススメしたいゲームとの正しい関わり方

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ヘッドホンでゲームをする女性

かねてからゲームが与える悪影響について議論されている昨今。子供への悪影響や心理的効果を危惧し、子供にゲームをさせない親御さんもいることでしょう。
確かにゲームは依存性が高く低年齢層への悪影響について様々なことが言われています。残虐シーンをふんだんに盛り込んだゲームや、現実生活すら狂わせてしまうようなソーシャルゲームが溢れ、そう思わなくては仕方がないような環境があることも確かです。しかし一概に全てを悪としてしまって良いのでしょうか?

今回は運動や健康に関わるゲームの問題点や利点をふまえ、いくつか紹介してみたいと思います。

ゲームが与える影響のあれこれ

社会で大きな事件が発生するたび、ゲームや漫画、アニメーションといった分野が批判の対象になることが多くあります。なかでもゲームに関しては、その内容から2000年以降沢山の規制が設けられ、CERO区分等で販売のルールも作られています。
しかしグロテスクなシーンや非現実の攻撃性(銃撃戦等々)に関する精神的影響を危惧したルールが矢面に立たされてきた反面、ゲームという媒体に対するルールは薄く、最近ではスマートフォンの普及により、さらによくわからない状況になっています。スマートフォンさえ手にしてしまえば、子供でも簡単にゲームを入手できる環境になってしまった以上、親御さんは気が気ではないでしょう。

ならばまずは、最近明らかになっていたネガティブな要素を紹介してみましょう。

1.青年期から成人初期に多くゲームをするとうつを発症しやすい
2.幼児期のコンピューターゲームはADHD(注意欠陥多動性障害)の率を上げる
3.依存度により薬物使用率や自殺率が高まる ……etc

大きな問題点としてあげられたのは、やはりゲームに対する依存度で、この依存性が問題を引き起こすケースがほとんどのようです。近年では韓国で不眠不休でオンラインゲームに興じた若者が亡くなった等々、その内容とは一線を画す部分で問題を起こすケースも増えており、これら情報を見落とさないようにすることも、自分や家族が健康で過ごすために必要なことかもしれません。

ですが、ちょっと待ってください。
なんでもそうですが、皆さん「やりすぎ」は不健康という当たり前な常識を忘れてはいませんか? それはゲームも同じで、必要以上の依存は悪影響を及ぼしますが、そうでなければ好意的な影響を与えるものもある、そうは思いませんか。薬でもなんでも、用法用量を守ることで、初めて効果が得られるものもある。もちろんですが、それはゲームも同じです。

ゲームが人に与える好影響は?

ゲームを楽しむイメージ

ゲームも悪影響ばかり生み出す訳ではありません。最近ではこれまで見向きもしなかった「とある世代」の方々に大きな効果がある、なんてこともわかってきているんですから。

今回紹介したい項目は4つお子さんから高齢者の方々まで、ゲームのもたらすメリットを存分に理解していただきましょう。

1.アクションゲームは大人の数学能力を向上させる
2.デジタルゲームは高齢者の健康的能力を向上させる
3.適度なデジタルゲームはストレス解消の有効な手段になる
4.ゲームは肥満の解消に成り得る

 

アクションゲームは大人の数学能力を向上させる

頭スッキリの女性

アメリカのピッツバーグ大学で行われた実験によると、アクションゲームをプレイすることにより大人の数学的な能力が向上したといいます。記憶力や注意力の向上はみられなかったようですが、脳領域の数学的読解力部分に影響を与えるようで、瞬間的な計算等に一時的な能力向上が見られるのは確実だとか。
数学の試験であったり、急ぎの仕事をこなす前に、少しゲームをプレイしてみると脳の効率が上がる、というのもあながち嘘ではないということです。

ただし長期的な影響については不明のため、あくまで短期的な能力向上と考えていただく方が良さそうですね♪

 

デジタルゲームは高齢者の健康的能力を向上させる

ランニングするランナー

これは最近話題になっていることなのですが、若年層ではなく、むしろ高齢者にとってゲームが健康に影響を与えることがわかっています。
歳を取ると、人間は認知能力が落ちていきます。高齢者の事故が増えるのも認知能力の低下が原因と言われていますが、近年それら機能の低下をデジタルゲームが抑えられると発表される機会が増えました。最近でもカナダのオタワ大学が高齢者のデジタルゲームを行うことによる生活改善を発表していて、社会的繋がりや家族環境の変化、体力向上、認知能力の向上、記憶力の向上、さらには社会的な健康状態の改善まであると発表しています。
歳を取ると、人は保守的になります。ですが新しいことに挑戦しなければ、精神的健康は消え老け込んでしまいます。最近耳も悪くなったし、なんて言いがちなお婆ちゃん。ゲームを使って、ノイズの多い中から音声認識する能力を鍛えた時、なんと補聴器を使う三倍以上の効果があったとの結果もあるんですよ。尻込みしていても始まりません。たかだかゲームをやってみるだけなんですから。

そして孫との会話の糸口がない、なんて困っているお爺ちゃん。「これどうやったらいいの?」とお孫さんに聞く口実にもなるんですよ。なにせ実験の中で確かに見られたシーンなのですから♪

 

適度なデジタルゲームはストレス解消の有効な手段になる

DNAイメージ

ロシアのサンクトペテルブルクシネマテレビ大学で発表されたレポートによると、社会的ストレスを浴びた後にデジタルゲームをプレイすることによって、95%もの人がストレスや疲労を解消できたと発表しています。苛々し攻撃的になってしまった時こそ、ゲームをすべき時だということです。いつまでも不健康に悩んでいないで、気分を切り替えてゲームをする。社会が下に見がちなこんな行動一つでも、実際にストレスホルモンが低下するんですから儲けものです。

怒りでトラブルを起こすくらいなら、ゲームしてみるのもありかもね♪

 

ゲームは肥満の解消に成り得る

自分のお腹を摘む女性

某体感系ゲームが発売された時のウリが「ダイエットになる」というものでしたが、これらは大人より、むしろ子供にとって有効度が高いようです。
肥満や糖尿といった治療の一貫として、いわゆる体感系のゲームが有効であることをいくつかの機関が発表しています。インドのレディアーウィン大学のレビューでは、マリオブラザーズであったり、ダンスダンスレボリューションなんて名前も出しつつ健康増進の効果をうたっていますし、アメリカのドレクセル大学のレビューでもビデオゲームでの運動の有効性を説明しています。
実際に身体を使って行うデジタルゲームに関しては、それなりの健康効果があると考えて良いかもしれませんね♪

まとめ

なんでも一括りに悪者にしてしまうのは簡単です。しかし中には健康に有効なものもあるのだと知っていただければ、ここで紹介した意味もあったのではと思います。何事も食わず嫌いはいけません。それを知ることで、さらなる健康が得られるのですから。

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