毎日ちゃんと洗ってますか。洗濯は健康的に生活するには必須なのか?

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てるてる坊主お日さまがさんさんと照った朝、そんな日は格好の洗濯日和ですよね♪ パリッと乾いた洗濯物に囲まれると、誰でも気持が晴れるものです。でもちょっと待ってください、洗濯って健康にどれくらい関係があるのでしょうか? ということで、今回は洗濯と健康の関係性について触れてみたいと思います。

洗濯は健康のバロメーター?

何日も洗濯せず、カビの生えた万年床の上で暮らす若者の姿を想像してみてください。とてもではありませんが、それは健康的な生活とは呼べませんよね。以前、清潔さと健康に触れた際にも書きましたが、ある一定の清潔さが健康的に生活するためには必要不可欠であることは明らかです。ただ、どこまでちゃんと洗濯するのが健康的なのか、あまり考えたことありませんよね?

どれだけちゃんと洗濯するべき?

疑問のある女性ではどの程度しっかり洗濯しなければいけないのでしょうか。端的に言ってしまえば、普通に生活する上でそれほど根を詰めて洗濯しなければいけないということはありません医療従事者であれば、60度以上の湯で洗濯し、菌を完全に除去しなければいけませんが、一般家庭ではなかなか難しいのが現実です

「それでも菌が気になるの…」

という方にオススメするならば、しっかりとアイロン掛けをすることでしょうか。真夏などは熱で大半の菌を除去できるかもしれませんが、冬も同じようにはいきません。ですがアイロンがけを行うことで、菌が除去できることが分かっています(※1)。服のシワも取れますし、何よりパリッとした服は気分も良いです。でも素材にだけは気をつけてくださいね♪

と、これで終了でも良いのですが、それでは味気ありません。ここからは最近話題に上がっている洗濯にまつわる健康の話題を紹介します。

近頃流行りの小分け洗剤は子供の事故が多いため注意!

風邪を引いたワンちゃん最近 日本でも一般的になりつつある一回使い切りタイプの洗濯用洗剤。皆さんもご存知かと思います。意外に思われるかもしれませんが、実はこのタイプの洗剤に関する健康被害の研究が世界中で多く発表されていて、中でも子供の誤飲や誤食などに関する健康症状について触れたものが多いんです(※2)。誤って飲み込んでしまった場合、呼吸器の異常や気管支異常、神経系の症状や呼吸困難、皮膚炎症など、様々な問題を起こすことが分かっています。国内外問わず、固形化された洗剤の誤食は増える傾向にあるため、洗剤の管理は本当に気をつける必要があるんですね。

最近は包装や見た目がお菓子に近いようなものも増えています。
しっかりと管理することが重要ですね♪

皮膚の弱い方は小分け洗剤を直に触らない方が良い

洗濯槽にポンと入れるだけで手軽な小分け洗剤ですが、実は濃縮された洗剤の塊ですから、皮膚で触れた場合に皮膚の損傷を起こすことがあると世界的に警告されています(※3)。これからさらに一般的になれば、注意を怠る場面も増えてくることでしょう。しかし毎日素手で洗剤を触っていたせいで皮膚炎になってしまっては元も子もありません。大丈夫に決まってると決めつけることなく、しっかりと対策するのが重要ですね♪

頻繁に洗濯をしている方は注意が必要?

洗濯イメージお仕事で洗濯をしていたり、家族の多さから頻繁に洗濯をしている方などが注意すべき項目として、呼吸器や鼻炎のリスクも昔から言われています。洗剤を使用すると少なからず呼吸器や鼻への暴露が増えるため、喘息や鼻炎などのリスクが増えることも分かっています(※4)

「最近鼻炎が酷くて…」と悩んでいるお母さん。もしかすると、洗濯に使っている洗剤が原因、なんてことがあるかもしれません。体調不良の原因は意外に近くに落ちているものですよ。知っておいて損はありません。

なお、一度アレルギーや喘息が発症してしまうと、少量に触れただけで症状が出てしまうように体が変わってしまいます。お悩みの場合は、お近くの病院でご相談ください。

ナノをうたった洗剤の危険性は未だ不明

ナノイメージ近年様々な洗剤が発売されていますが、ナノテクノロジーを用いた製品が増えているのをご存知でしょうか。実はこれら製品のごく微小な粒子が体にもたらす影響や有毒性はまだ完全に分かっておらず、洗剤であれば肺を始めとする呼吸器といった部分や、その他の健康被害などの原因としての毒性有無がしばしば議論の的となっています(※5)。工業用やプラスチックなど、最近は環境への悪影響も叫ばれているナノ製品。どこまで健康的に使用できるのか、これからは使う側でも考える場面が増えていきそうです。

スメルハラスメントばかりが話題になりがちですが…

咳をする女性匂いによる害、いわゆる臭害がしばしば話題になりますが、健康面の話となれば、洗剤の匂いによる健康悪化は有名な話です。化学感受性の高い方がフレグランス製品を使用すると、稀に喘息や過敏性によるアレルギーを発生させることが分かっています。実は意外に割合が高く、約10人に1人はこれら匂いに体が反応しているのだとか(※6)。匂いだけが話題になりがちですが、実はこちらの方が健康面では影響が大きいのかもしれません。

もう一度言っておきます。10人に1人は体に何かしらの反応を起こしています。気になる方はしっかり対応しましょう!

洗濯と健康のまとめ

細かく見ればまだまだ話題は豊富ですが、普通に生活するくらいならば、あまり気にしすぎることはないのかもしれません。しかし洗濯一つを取ってみても、健康の落とし穴は様々存在します。体調不良の原因が分からない時などは、一度自分の生活スタイルを見つめ直すと改善するかもしれませんよ♪

健康は意識から!
あなたも今日から健康、はじめてみませんか?

参考文献



※1 ):Lakdawala, N., Pham, J., Shah, M., & Holton, J. (2011). Effectiveness of low-temperature domestic laundry on the decontamination of healthcare workers’ uniforms. Infection Control & Hospital Epidemiology, 32(11), 1103-1108.
※2 ):Stromberg, P. E., Burt, M. H., Rose, S. R., Cumpston, K. L., Emswiler, M. P., & Wills, B. K. (2015). Airway compromise in children exposed to single-use laundry detergent pods: a poison center observational case series. The American journal of emergency medicine, 33(3), 349-351.
※3 ):Russell, J. L., Wiles, D. A., Kenney, B., & Spiller, H. A. (2014). Significant chemical burns associated with dermal exposure to laundry pod detergent. Journal of medical toxicology, 10(3), 292-294.
※4 ):Basketter, D., Berg, N., Kruszewski, F. H., Sarlo, K., & Concoby, B. (2012). Relevance of sensitization to occupational allergy and asthma in the detergent industry. Journal of immunotoxicology, 9(3), 314-319.
※5 ):Warheit, D. B., Sayes, C. M., Reed, K. L., & Swain, K. A. (2008). Health effects related to nanoparticle exposures: environmental, health and safety considerations for assessing hazards and risks. Pharmacology & therapeutics, 120(1), 35-42.
※6 ):Caress, S. M., & Steinemann, A. C. (2009). Prevalence of fragrance sensitivity in the American population. Journal of environmental health, 71(7), 46-50.