今さら聞けない砂糖の真実。糖分に関わる健康の話9選!

5月 28, 2018健康コラム, 食事カロリー, 健康コラム, 砂糖, 糖分, 食事健康コラム, 食事, 砂糖, 糖分, 食事

お砂糖イメージ図

甘いお菓子や沢山のジュース。大量のご飯にド派手なパン。毎日のように甘美な食生活を送っている方もいるかと思います。しかしその甘さが、アナタの体に与える影響を知っていますか?
ということで、今回はみんな大好き砂糖と健康の関係性について触れてみたいと思います。

糖分は人に安らぎや幸福を与えるが…

チョコレートを持つ女性

確かに甘いお菓子やジュースは美味しいし、幸せな気分にもなれます。しかしその味の元になっている砂糖について、皆さんはちゃんと考えたことがありますか?

近年、欧米諸国や一部地域において、砂糖は国策として削減しなければならない食品として位置づけられ、アメリカでは2016年、「Dietary Guidelines for Americans」の中で始めて糖類の摂取量上限を明記されました。食品保守団体の影響力が強いアメリカにおいて、この文言が明記されるのは余程のことです。WHOの推奨では一日上限は25g程度とされているのですが、裏を返せば糖がそれほどに体へ影響を及ぼすということが言えます。必要以上に摂取した糖が体をどう変化させるのか、紹介したい9つのポイントに分けて説明してみたいと思います。

9つのポイント!

1.糖分は肥満の原因!
2.過剰な糖分は様々な病気の原因に…
3.糖分は中毒性を持っている
4.過剰な糖分は遺伝子を狂わせる
5.過剰な糖分は体質を変える
6.若い女性ほど糖分の影響は大きい
7.過剰な糖分は空間認識や記憶力を低下させる
8.子供ほど糖の感受性が強い
9.周りが甘い物を食べていると、人は食べてしまう

糖分は肥満の原因!

自分のお腹を摘む女性

言うまでもありませんが、過剰な糖分は人間に肥満をもたらします。
誰もが知っていることですね^^;

では具体的にどれくらい太るのか。メキシコで行われた1万人規模の調査報告を例に見てみましょう。約2年間、週に1度甘味性の高い炭酸飲料を飲んだグループと飲まなかったグループを比較したところ、約1キロの体重が増加したのだとか。正直なところ、他の外的要因があるため性格な値とは言えませんが、週に1回の摂取を減らすことで0.4キロの減少が見られたともされているため、ある程度の統計的意味はあると思います。細かく見てみると、砂糖(上白糖)100gあたりのカロリーが約385キロカロリー、一般的なジュース100gあたりに含まれる糖質は約10g。要するに100gのジュースを飲むと糖分だけで38.5キロカロリーを蓄積することになります。毎日200gずつ飲めば77キロカロリーの蓄積です。調査期間が2年ですから、77×730で「56210キロカロリー」となります。さて、これは体重何キロ分のエネルギーになるのでしょうか? よろしければこちらも御覧ください。

→ 基礎代謝を知り運動する意味を考えよう!

問題なのは、糖分は摂取があまりに簡単だということ。他の栄養素と違い、今の日本で糖分は簡単に、しかも安価に手に入るエネルギー源です。人間の歴史上、都市化すればするほど糖分の摂取量は増え続けています。砂糖の消費と肥満の関係はあまりに多くの統計結果が世に出ていますが、やはり過剰な糖は肥満に繋がるのだと再認識することが重要です。ちなみに糖は、肝臓でアミノ酸などの栄養素からグルコースとして生成が可能で、直接摂取する必要はないとも言われています。…ということは、もう分かりますよね?

過剰な糖分は様々な病気の原因に…

風邪を引いたワンちゃん

肥満に繋がる、ということは、糖分が様々な病気に繋がっているのも事実です。糖尿病、心血管疾患(高血圧含む)、動脈硬化、ガン、脳萎縮やアルツハイマー、関節炎、肌荒れ、歯疾患など、これら多くの疾患が糖分の過剰摂取により引き起こされるとされています。全てが糖分による根本的な原因ではありませんが、複合的な要因としては掃いて捨てるほどの文献(例えば※123)が存在し、否定するのも困難なほど。確かに糖は生命のエネルギーとされ必ず必要なものではありますが、過剰なエネルギーは体を壊します。運動でも睡眠でも同じことが言えますが、必要以上の行為は不健康に繋がる。これだけは覚えておかなければいけませんよ!

ちなみにですが、過剰に摂取した糖分は運動やカロリー消費の邪魔もします。こちらも合わせてお読みください。

→ 運動後の体に必要な栄養素は? 糖分はそれほど必要じゃない!?

糖分は中毒性を持っている

渦巻くチョコレート

糖分の一部(果糖など)は、カフェインなどと同様に中毒性を持っていること(※1)が分かっています。ダイエットで糖分を抜いた経験がある方もいるかと思いますが、急に糖を抜くと軽い禁断症状のようなものが起こることがあります。実はそれほど糖分は依存度の高いもので、より多くの糖分を欲する状態になるのもうなずけます。

ちなみにですが、アメリカで消費される砂糖の20%を減らすことができれば数十万人が病気による早逝を避けることができるのだとか。とんでもないと思いませんか^^;

過剰な糖分は遺伝子を狂わせる

DNAイメージ

こちらは過剰な糖を用いた動物実験の結果。ハエを対象にした多糖の栄養プログラムによる寿命の変化を調べた結果、糖分の多い食事は、代謝に関わる遺伝子を変化させ正常に働かなくさせることが分かったのだとか。結果、短寿命化するのですから、多くの糖分が体に遺伝子レベルで悪影響を与えるのは明らかです。

ちなみに、これら結果は老化の一端やガンの発生にも関わっている可能性があるとして、近年話題にもなっています。気になる方は「dfoxo」で検索してみてください。細胞の過剰増殖や抵抗性の部分は今後の糖分の行方に大きく関わってくるかもしれませんよ♪

過剰な糖分は体質を変える

お腹を押さえる男性

皆さんは「太っている人」「痩せている人」も糖が平等に働くと思っていませんか? しかしそれは違うようです。実は糖分は、太っている人にだけ、余計に吸収させるようできているようなのです。マウスを対象に糖の代謝を調査した結果によると、太っている個体ほど、多くの糖を腸内に取り込んだのだとか。分かりやすく言い換えれば、糖は「借金」のようなもの。一度膨らんでしまうと、さらにその大きさを増すようできているということ。恐ろしいです…

一度太ってしまうと、体は糖を吸収しやすい体質になってしまう。悲しいですが事実です。糖を抜いた急激なダイエットにリバウンドが多い理由もこれが一因と言われています。まずは時間をかけ、少しずつ体質を変えることが重要ということが分かりますよね♪

若い女性ほど糖分の影響は大きい

疲れた女性

日本の女性は過度なダイエットや食事制限に晒される機会も多く、非常に危うい状態にあることが知られています。時には沢山の糖分を取ったり、時には過度な制限。アナタにも経験があるのではありませんか? 中でも女性に最も気をつけてほしいのが、若い時期の糖分の取りすぎ。実はそれが将来の骨粗しょう症に関連しているのではないかと近年様々な実験結果により言われ始めています。
糖分を多く取り続けると、血中のビタミンD濃度が低下することが分かっています。ビタミンDが骨の健康に関係しているのは有名な話。
(ご存知ない方は先にこちら↓をどうぞ)

→ ナメちゃいけない骨折のリスク!

若いうちは良いのですが、女性は閉経を迎えるとホルモンバランスが大幅に崩れます(いわゆる更年期障害)。その時に上のような状態でいると、一気に骨の質が悪化し、骨粗しょう症へまっしぐら、という具合。しかも若いうちに無理なダイエットをしていれば、骨を丈夫にする土台がないためますます悪化しかねません。自分へのご褒美は結構ですが、糖分補給もほどほどに…

過剰な糖分は空間認識や記憶力を低下させる

困った犬の顔

必要量の糖分は考えるために必要です。しかし過剰な糖分はアナタの認知機能や記憶力を低下させるかもしれません。砂糖の消費量と認知機能の関係について調査した内容によると、砂糖の消費量により認知障害や記憶力に差が出る可能性を指摘しています。残念ながら現段階では確実な情報と言い切ることはできませんが、必要以上の糖が脳をボケさせるのはあり得る話です。

慣れは物事をいい加減にします。知っての通り、太った人は必然的に動きません。それは脳も同じかもしれませんよ。

子供ほど糖の感受性が強い

想像する子供たち

ここまでの話の土台を作る環境、それが子供時代です。大人になれば分かると思いますが、子供の方が大人より糖の感受性が高いことは明らかです(データもあります)。逆に言えば、それは「より糖を取ってしまう」ということ。子供時代から糖に慣れた体になってしまうと、将来の食生活や健康に多大な影響を及ぼします。子供の健康は親が握っている。ですから皆さん、お子さんには正しい食事や食生活を教えてあげてくださいね♪

お子さんの肥満についてはこちらもどうぞ↓

→ 太りやすさは5歳までに決まる!? 子供の食生活は重要です!
→ 朝ごはんをちゃんと食べないと太る!? 朝ごはんの重要性について
→ 子供の肥満は妊娠中のお母さんのせい!? 妊娠中の過ごし方!

周りが甘い物を食べていると、人は食べてしまう

チョコレートイメージ図

最後に耳の痛い情報を。「周囲で誰かがお菓子を食べている…」、そんな時、やっぱり食べてしまいたくなるのは必然です。

一つ面白い調査結果があります。職場環境によって体重がどうなるかという調査の中で、職場に甘い物を売る環境(主に飲み物)が多いほど太るというのが分かったということ。これは単純に機会が増えるから甘いものをよく飲んだ、という訳ではないと私は思っています。
常々私は、環境は自分の周囲が作るものだと思っています。隣でいつもジュースを飲んでいる人間がいれば、「たまには私も…」と思うのが人間です。また面白いことに、健康志向を表すようなウォーターサーバなどを大企業などに設置すると、大袈裟なほど甘い物を飲まなくなるのだから人間は単純です。

環境や考え方一つで生活は変えられます。今アナタが飲んでいるそのジュース、今日はお茶やお水に変えてみませんか? 何度も言いますが、糖はわざわざ取らなくてもいい成分なんですから♪

砂糖に関するまとめ

脳を動かすために糖は必要です。が、必要以上の糖は脳だけでなく全身を不健康にします。あらためて説明することではありませんが、何事も節度が肝心です。適度な運動、適度な食事、適度な睡眠を心がけるだけで、生活は豊かになります。

たまには頬張っているそのお菓子をやめて、ゆったり温かいお茶でも飲んでみてください。ずっと心が落ち着くと思いますよ♪

健康は意識から!
あなたも今日から健康、はじめてみませんか?