長寿の人はみんな実践している!? 改めて考えてみる長生きの条件とは

2018年4月6日健康コラム健康コラム, 寿命, 睡眠, 運動, 長生き, 食事健康コラム, 寿命, 睡眠, 運動, 長生き, 食事

心配な女性

心身ともに健全な人ならば、誰もが長寿を願うことでしょう。しかし人間は永遠に生きられません。堕落した生活を送っていれば、その日は間違いなく早くやってきます。だからこそ、巷には長寿を謳う食品や健康法があふれています。一日でも長く健康に生きる方法があるならば、可能な限り実践したいと願うのが人の常なのかもしれません。かく言う私もその一人ですが…^^;

ということで、今回は統計に基づく長寿の条件を改めて紹介してみたいと思います。知っていることばかりでも、実は重要な要素が眠っているかもしれませんよ♪

永遠の命は人間の夢?

想像する子供たち

富や名声など全てを手に入れた人が、最後に願うのは永遠の命なのだとか。本当か嘘か知りませんが、この世を謳歌していたいと願うのは当然なのかもしれません。ただそれってどうなんでしょう? 2050年にはテクノロジーの発展により、半永久的に生きられる装置が発明されるなんて言われていますが、人は寿命があるからこそ、できることがあると思うのです。そもそも、ずっと生きていられるなら健康を気にする意味もありません…

と、永遠の命は一旦置いておきましょう。今回は永遠とはいかないまでも、長寿に繋がる大きな条件を改めて見てみたいと思います。もちろん統計や確立論となるため絶対ではありませんが、健康に近づく一般的な方法として確認してみてくださいね♪

1.食べ物の選択
2.正しい睡眠
3.肥満、メタボリックシンドローム
4.喫煙・飲酒
5.身体的活動の有無
6.心理的要因
7.ストレス(老化、酸化etc)
8.遺伝的要因
9.気候・外的要因

食べ物の選択

野菜を楽しむ女性

最初の項目として最も相応しいのは、やはり食べ物の選択でしょう。「あの食品が体に良い」「あれを食べておけば間違いない」なんて話が毎日のようの繰り返されているのが人間の歴史。しかし必ずしも健康に良いと言われるものを食べておけば長生きできる訳ではありません。

最近でも○○制限であったり、○○中心の生活などを良く耳にしますが、やはり偏った食事にベストがあるとは思えません。ですが、その中でもこだわるべきポイントはあるのだと思います。

例えば、です。人が生きていく上でとても重要なポイントなのですが、実はこの水の水質と寿命が大きく関係していることがわかり始めています(※1)。確かに先進国と途上国の寿命差を考える上で、真っ先に思い浮かぶのは水事情。食品の質や医療の質も当然ですが、水の質が良い地域に暮らす人々が長寿の可能性が高いというデータがあるのもまた事実です。最も基本的な飲食物の質が長生きと直結するのなら、やはりこだわってみる価値はあるのかもしれません。

繊維質の量が寿命に繋がる、ブルーベリーで長生きに、コーヒーや紅茶を飲めば長寿に、アントシアニンが肝臓を若返らせるなどなど、国内外問わず、日ごと健康に良いという食品が現れます。しかし全てを把握するのはとても困難なこと。毎日一通りのニュースに目を通している皆さんでも難しいと思います。ですから、知り得た情報を、適度な頻度で無理せず毎日の食事に取り入れる。それくらいで良いのだと思います。要所を締め、あとは適度に。マイナスを減らし、よりベストと思える食生活を目指すのがポイントです。

そしてもう一つ重要なポイント。それは食べ物の内容でなく、誰と食べるかです実は一人で食事をしている人ほど食事のバランスが悪く短命であることがわかっています(※2)。食事のバランスを保つためには、誰かと繋がっていることが重要だということ。いつも一人で食事してるあなた。たまには誰かと笑いながら食事を楽しんでみませんか?

正しい睡眠

ぐっすり眠るウサギ

長生きに睡眠はとても重要です。毎日の睡眠サイクルが崩れている人ほど、将来の健康状態に影響を及ぼすのは幾つもの研究で明らかになっています。2017年には睡眠に重要な概日リズムの研究がノーベル賞を受賞し話題になりましたが、裏を返せば、人間にとって睡眠はそれほど重要で、かつ切っても切れない関係だということです。

睡眠不足は、糖尿病、ガン、心臓病、うつ病などの原因の一つともされ、リズムが崩れるだけでそのリスクは増すとされています(※3)。いわゆる睡眠障害は、長寿を目指す上であってはならない障害だと言い切れます。正しい睡眠の上に、健康が乗っている。良い教訓だと思います♪

睡眠は当ブログの大きなテーマです。
よろしければ色々と読んでみてください。意外と面白いですよ(笑)

肥満、メタボリックシンドローム

ハンバーガーのイメージ図

いくら正しい食生活や睡眠を取っていても、肥満やメタボリックシンドローム状態では意味がありません。これらの状態は、免疫力の低下、感染症リスクだけでなく、慢性的な心血管リスク、糖尿病、筋骨格の合併症などなど、数えきれないリスクの増加を生み出します。

実は近年、肥満は筋肉の減少を招く病として診断されるのをご存知ですか(※4)? 筋肉が減少すると人の体は抵抗力が落ち、衰えます。ただ太っているというだけで、平均的な寿命は大きく落ち込むのですから、これらデータが間違っているとは思えません。

メタボリックシンドロームについては、こちらで詳しく説明していますので是非。

喫煙・飲酒

飲み屋街のイメージ図

嗜好品の中でも寿命に影響を及ぼすものがあるとすれば、やはりタバコとお酒でしょう。ともに百害あって一利なしを地で行くようなもので、喫煙者の発病率や有病率、飲酒者(多量)の発病率や有病率は、そうでない人と比較すると比べ物になりません(※5)

お酒に関しても、少量ならば体に良いと言われていましたが、今やそれも眉唾ものになりつつあります。太る、太らないの対象として語られることがほとんどですが、あと数年のうちに別の領域(早死したいか、そうでないか)の問題として語られることでしょう。確かにどちらも一時的に気分が晴れ、楽しいかもしれません。しかし金銭面、健康面、他人に与える影響などなど、ご自身の満足以外、何一つメリットはありません。それでもまだ、あなたはお酒とタバコを続けますか?

タバコに関してはこちらもどうぞ
→ 運動と喫煙には大きな関係が!? タバコに関するお話
→ 電子タバコは健康にどんな影響が!? 電子タバコに関するお話

お酒に関してはこちら
→ アルコールは睡眠の大敵だ! お酒に関するお話
→ お酒は運動にどんな影響を? お酒と運動のお話

身体的活動の有無

バランスボールに乗った女性

動く、動かないの差が将来の健康や寿命に影響するのは当然のこと。今さら説明するまでもありませんよね?

こちらも今さらですが、歳を取ってからでも体をちゃんと動かしている人ほど生存率が高いのは当たり前。しかも80歳を超えてからでも当てはまるんですから、運動や体を動かす重要性がよくわかります。無理をしない適度な運動は、あなたを長生きにします。また、酸素の摂取量が寿命を延ばす上で重要なこともわかっています。より動いている人ほど、酸素の最高摂取量も多くなります。適度な身体的活動が健康を呼ぶ。よく覚えておく必要がありますね(※6)

心理的要因

複雑に絡まった糸のイメージ図

体の健康は当然ですが、心の健康も長生きには重要なポイントです。心理的幸福度が高い人ほど長寿であるのは、しばしば言われることです。近年ではうつや心理的衰弱に陥る人が多いのも事実です(※7)。しかしそれら状態が続ければ、必ず体は悲鳴を上げます。対処を遅らせることなく、敏感に自分を労ってあげるのが重要です。悩んでいる暇があるならば、即行動、これが基本です。もちろんですが、それは自分だけでなく近くの人にも言えることです。病気の人が近くにいると、その人自身の寿命も縮むとされています。心豊かに、回りにも気を配ってみてください。きっと良いことありますよ♪

ストレス(老化、酸化etc)

悪夢を見た女性

人はストレスに弱い生き物です。ただ、ストレスにも様々な種類があります。心理的ストレスであったり、酸化ストレス、神経系のストレス反応まで言い出せばキリがありません。ですがただ一つ言えることは、どれも寿命には大きな影響を及ぼすということです。

酸化ストレスといえば、ほとんどが老化が原因ですし、神経系のストレス反応ならば代謝や生活リズムなどが関連します。なんなら味覚や絶食なんかでも神経系のストレス反応は変化するようで、とても奥が深い領域と言えます。

正直なところ、心的ストレス以外の領域は未だ明らかになっていない部分が多く、私にも詳しくはわかりません。酸化ストレスが老化に関わっていることだけはわかっていますが、その原因すら解明できていないのが現実なんです。ですから今後も注意深く見守っていくのが重要です。ちょろちょろと寿命と酸化ストレスに関連する研究もありますので、興味があればぜひ調べてみてくださいね♪

やはりストレスは溜めずに発散するのがベストです!

よろしければこちらもどうぞ
→ ストレスが脳に与える影響とは!? 他人事ではありませんよ
→ ストレス解消にはこんな方法も。森林浴は気分がいい!

遺伝的要因

子供用の靴

実は長寿に遺伝的な要因が大きいことも知られています。ガン家庭などという言葉があるのも、それら要因が関係しています。少しばかり元も子もない話ではありますが、残念ながらこれも事実。受け入れるしかありません。

これら研究は動物や人を対象に様々行われているのですが、寿命が長い群にいる人がDNAの修復遺伝子の発現を多くしているなど老化を防ぐ機能を元々体が持っているのだとか(※8)。今のところ、後天的にそれらを得ることはできないのですが、どうやらそれも近い未来には現実になるのかも?と言われています。これからは遺伝子レベルでの治療が一般的になるかもしれません。ちなみに中国などでは、近年のうちにも遺伝子治療が開始されるなんて噂も…。遺伝子による危険因子も、簡単に治せる時代はすぐそこかもしれません。

気候・外的要因

森林イメージ

これから人々の寿命に関わってくると言われている分野があります。それが気候変動などの外的要因です(※9)。世界的な環境の変化は顕著で、毎年のように異常気象や天変地異が記録されていますが、今後もこれら異変は続くでしょう。高温、低温はもちろんのこと、インフルエンザなどの流行病や、新型のウイルスも発見されるかもしれません。「そんなのどうしろと」と言われれば確かにそれまでですが、日頃から体の免疫力を上げ、環境のストレスに耐えられる体作りを続けることが重要ですよね♪

猛暑、洪水、干ばつ、その他もろもろ、どんな状況にも対応できるように日頃から準備することも重要です。もし今から避難しろと言われた時、あなたは準備万端揃えていますか? それが決定的な寿命の差かもしれません。

まとめ

今回は長寿にまつわる様々な要因について軽く触れてみました。どれも目新しさはないですが、実は重要なことばかりです。日常生活の中で少し意識するだけでも、日頃の体調などに良い影響があるかもしれませんよ♪ 信じるか信じないかはあなた次第、ということで今回はここまで。

健康は意識から!
あなたも今日から健康、はじめてみませんか?

参考文献


※1) :Lu, J., & Yuan, F. (2017, August). The effect of drinking water quality on the health and longevity of people-A case study in Mayang, Hunan Province, China. In IOP Conference Series: Earth and Environmental Science (Vol. 82, No. 1, p. 012005). IOP Publishing.
※2) :Huang, Y. C., Cheng, H. L., Wahlqvist, M. L., Lo, Y. T. C., & Lee, M. S. (2017). Gender differences in longevity in free-living older adults who eat-with-others: a prospective study in Taiwan. BMJ open, 7(9), e016575.
※3) :Tsuneki, H., Wada, T., & Sasaoka, T. (2017). Chronopathophysiological Implications of Orexin in Sleep Disturbances and Lifestyle-Related Disorders. Pharmacology & therapeutics.
※4) :Collins, K. H., Herzog, W., MacDonald, G. Z., Reimer, R. A., Rios, J. L., Smith, I. C., … & Hart, D. A. (2018). Obesity, metabolic syndrome, and musculoskeletal disease: common inflammatory pathways suggest a central role for loss of muscle integrity. Frontiers in physiology, 9, 112.
※5) :Ueyama, C., Horibe, H., Yamase, Y., Fujimaki, T., Oguri, M., Kato, K., & Yamada, Y. (2017). Association of smoking with prevalence of common diseases and metabolic abnormalities in community‑dwelling Japanese individuals. Biomedical reports, 7(5), 429-438.
※6) :Björkman, F. M. E. (2017). Validity and reliability of a submaximal cycle ergometer test for estimation of maximal oxygen uptake (Doctoral dissertation, Gymnastik-och idrottshögskolan, GIH).
※7) :Norman, K. (2017). Forgiveness: How it Manifests in our Health, Well-being, and Longevity.
※8) :Tian, X., Seluanov, A., & Gorbunova, V. (2017). Molecular mechanisms determining lifespan in short-and long-lived species. Trends in Endocrinology & Metabolism.
※9) :Robine, J. M. (2017). When climate change encounters the revolution in adult longevity.