スマホの中毒性を知っていますか? スマートフォンにまつわる健康の話

3月 2, 2018健康コラム, 睡眠スマートフォン, スマホ, 健康コラム, 睡眠健康コラム, 睡眠, 健康コラム, 睡眠

スマートフォンを触る女性

老若男女誰でも持つようになったスマートフォンですが、最近ではその使い方がしばしば問題視されています。歩きスマホや若年層の生活の乱れなどが取り沙汰されますが、では肝心の健康についてはどうなのでしょうか。今回はスマホにまつわる健康の話題に触れてみたいと思います。

スマホを使いすぎると不健康になる?

スマホに夢中な女性

今や街に出れば誰もがスマホ片手に生活をしています。特に若い世代の方々は、どちらかの手にスマホがなければ怒り出すのではないかというほど手放せないものになりつつあります。ですが、スマホも使い方を間違えると不健康の元となります。ここからはスマホに関する問題点を挙げてみたいと思います。

1.依存性(心理的孤独の回避)

スマホ依存症イメージ

スマホを始めとする携帯機器最大の問題点と言われているのが、この依存性です。年がら年中、スマホがなければ生きていけないとばかりに触れている方を、皆さんも一度は見たことがあるはずです。実はこれ、大問題だと言わざるを得ません。

現在、世界の約84%もの人々がスマホを使っていると言われています。そんな中、お隣韓国の調査結果によると、10代の18%、成人の実に9%スマートフォン中毒であるとされています。中毒症状が進めば、全身の緊張、疲労感などといった様々な問題が生じ、最終的にはうつやADHD(落ち着かず注意力散漫になる疾患ですね)になる恐れがあります(※1)。しかもこちらは男性よりも女性に問題があるとされていて、よりいっそうの注意が必要です。

スマホに依存してしまう理由は様々ですが、最も大きな点として言われているのが心理的孤独感です。スマホを介した繋がりだけに依存してしまい、社会的な繋がりがスマホに偏り、結果的に手放せなくなってしまうという悪循環。すぐ近くに人が沢山いても、孤独感を感じてしまう。二十年前にはなかった現代の問題点を感じずにはいられません…。

症状が酷い場合にはお医者さんにかかることを推奨しますが、一歩手前の方々もいるかと思います。そんな皆さんにオススメしたいのは、スマホを忘れられる時間を作ることです。運動や趣味、人との会話にスライドすることで、少しずつ改善するはずです。例えば水泳などどうでしょう?

水泳ならばスマホを触っている余裕などありませんし、なにより体もリフレッシュできるはずです。オススメです♪

2.食生活の不安定化

お腹を擦る女性

お隣の韓国で実施された調査結果によると、スマートフォンの使用頻度が高い人ほど食生活や栄養の偏りが大きくなるのだとか(※2)。こちらは小学校高学年を対象にした実験結果ではあるのですが、これは若年層ほど顕著な結果が出ることを示しているのだと思います。スマホに気を取られた中学生や高校生なども同じような結果が出ることでしょう。大人ならばそんなことはないと言う方もいるかと思いますが、あなたの周りにもこんな人がいるはずです。

・食事中、食べ物ではなくずっとスマホを見ている
・食べた品目はわかっていても、食材に何が使われていたか覚えていない

身に覚えがあるでしょう?
行儀作法以前の問題として、食事をないがしろにしている証拠です。そこに健康の欠片もないことを前置きしておきます。

3.睡眠の質低下

眠った子犬

某メガネの影響や睡眠前スマホによる影響が取り沙汰されるようになり、スマホと睡眠の関係がようやく認知されつつあります。ご存知のように、睡眠タイミングは概日リズムにより身体で制御されています。
(概日リズムについては、こちらをご覧ください)

しかしスマホから発せられる青色光(よく聞くブルーライトですね♪)を受けることによって、体はメラトニン生成を抑制してしまうんです。メラトニンは別名「睡眠ホルモン」とも言われている物質で、これが出なくなってしまえば、当然しっかり眠ることはできません。
(メラトニンについてはこちらをどうぞ)

もちろんスマホだけでなく、テレビやLEDランプ、蛍光灯なども同じように青色光は出ています。「今時そんなの気にしてられないよ」というそこのあなた、この際何も言わずに二つの条件を覚えて実践してみてください。確実に睡眠の質は上がるはずです。

(1).実はスマホの明かりを落とすだけでは全く意味がなくメラトニン量は減ってしまう。しかし、いわゆる『ナイトモード』にすることで多少の効果はある
(2).睡眠時刻に近づくにつれ、照明の明るさを落とす。明るい部屋でスマホを眺めるのが最悪であることを知っておくこと。

これらはあくまでも対策でしかありません。寝る時刻の前にスマホを触らないのがベストですが、気にするだけでも体の調子は全く違いますよ♪

4.筋肉や骨格の疾患

健康そうな女性

当然といえば当然ですが、スマホを使っていると不健康な姿勢を長時間続けることになりがちです。頸部の筋肉痛や手首の腱鞘炎、腰痛、肩こり、などなど身体的問題が山積みです。こちらも当然ですが、男性より女性の羅患率が圧倒的で、気になる場合にはすぐにでも対策をうつ必要があるでしょう(※3)

5.肥満促進

自分のお腹を摘む女性

残念なことに、1日5時間以上スマホなどのスクリーンを使用している人ほど、肥満になることがわかっています(※4)。ずっとスマホ見ながら「ダイエットしなきゃ」なんて言ってることがどれだけ無駄かを如実に表しています。

画面を見る人ほど睡眠の質が悪かったり、運動不足だったり、甘いものを食べていたり、堕落した生活をしがちだという統計分析の結果です。もの凄く単純ですね。5時間以上スマホを見てるけど、「私はそんなことない」と胸を張るのは結構。しかしよくよく自分の生活を見直してみてください。きっと問題点が見つかると思いますよ♪

まとめ

毎年のように便利になるスマホ。しかしいくら便利でも、健康を害しては意味がありません。最近では、むしろ健康になろうという目的でスマホの利用が盛んになりつつあります。不健康に使うのではなく、自分の生活に合わせたスマートな利用を心がけたいですね♪

健康は意識から!
あなたも今日から健康、はじめてみませんか?

参考文献

※1) :Davey, S., & Davey, A. (2014). Assessment of smartphone addiction in Indian adolescents: a mixed method study by systematic-review and meta-analysis approach. International journal of preventive medicine, 5(12), 1500.
※2) :Kim, E. J., & Kim, S. Y. (2015). Correlation between smartphone addiction and eating behaviors of elementary school students in Ansan area. Journal of the Korean Society of Food Science and Nutrition, 44(7), 1007-1015.
※3) :Almhdawi, K. A., Mathiowetz, V., Al-Hourani, Z., Khader, Y., Kanaan, S. F., & Alhasan, M. (2017). Musculoskeletal pain symptoms among allied health professions’ students: Prevalence rates and associated factors. Journal of back and musculoskeletal rehabilitation, (Preprint), 1-11.
※4) :Kenney, E. L., & Gortmaker, S. L. (2017). United States adolescents’ television, computer, videogame, smartphone, and tablet use: associations with sugary drinks, sleep, physical activity, and obesity. The Journal of pediatrics, 182, 144-149.