あなたは間違っていませんか? 正しいチョコレートの食べ方!

2018年1月17日食事チョコレート, 健康, 食事食事, 健康, 食事

チョコレートイメージ図

午後のひとときに美味しい紅茶と甘~いチョコレートを。なんて至福の時間を過ごす方も多いことでしょう。
ですが、「チョコレートは体にも良いし、美容にも効くって言うじゃない!」などといい加減に食べ続けていると、気づいたときにはぷっくらお腹の完成です。それでは意味がありません。不健康です

そこで今回は、チョコレートの健康的な正しい食べ方をご紹介します。

チョコレートにはまだ不思議がいっぱい!

渦巻くチョコレート

近年、その効用が広く認知されるようになったため、チョコレートの健康作用も一般的になりつつあります。しかしその摂取量や中身についてはどうでしょう。恐らくは、ほとんどの皆さんが理解していないのではないでしょうか。そもそも様々な実験で明らかになっているカカオのポリフェノール、一体どれだけの量を取れば良いのか知っていますか?

答えは簡単です。
『最適量、未だわからず』なんです。
体に良い効果があるのはわかったのですが、最適な量は”おおよそ”でしかない。これが現実です。漠然と食べろと言いますが、どれだけ食べれば良いかはわからないんです。某CMでも、そこのところ誤魔化してますよね。あれ、断言できないからなんですよ。色々知ると面白いですよね♪

ですから、ここでは一般的に『不健康』とならないチョコレートの食べ方を紹介します。ですが、まずはその効果をおさらいしてみましょう。

チョコレートの健康効果

チョコレートを塗った女性

チョコレートの健康効果は各国様々な場所で発表されています。国内でも大手メーカーさんや研究機関を含め、その健康効果を実証するため日夜研究を進めています。ここでは簡単に説明を。

1.血圧を下げる
とっても有名な効果ですね。フラバノール(色々ひっくるめてカカオポリフェノールなんて言われることも)が一酸化窒素の生成を助け、血管の拡張に作用し血圧を下げるという寸法です。こちらに関しては本当に様々な研究結果があります(※1)

2.心臓疾患リスクを下げる
こちらもポリフェノールが心血管疾患のリスクを下げるという研究結果が様々に出されていますね(※2)。合わせてコレステロール値の減少も認められていますが、しかしその用量は不明確です^^;

3.認知障害の機能改善
フラバノールの特性で、インスリン抵抗性の減少により脳の認知機能の改善や記憶力低下の軽減が見られるのだとか(※3)。アルツハイマー病のリスクも低下するとの結果も出ており、脳機能の改善が期待できます(※4)

4.運動能力向上
こちらはチョコレート中のカフェインなどが作用しているのかと思われます。詳しくはこちらをどうぞ。

5.抗酸化作用
ここ数年でたびたび聞く機会の増えた抗酸化作用効果があるそうです(※5)。こちらはフラバノールという言葉に含まれてるエピカテキンの作用によるもので、人の酸化ストレス値(バイオマーカー値)を減少させる効果があります。ちなみに酸化ストレス値は、心的・肉体的ストレスや紫外線、汚れた空気、金属、酸化した食べ物、タバコなどで上がるとされています。過度の運動も要注意ですよ♪

6.お肌にも良い効果が
こちらもフラバノールが人の皮膚血液循環を改善して皮膚の再生能力を上げるそう(※6)。ただし、実証実験では12週以上の長期で摂取した場合によるみたいです。

結局どれだけ食べればいいの?

チョコレートを持つ女性

ここまでの中身を見ていただいて、そろそろ本筋に気づいた方もいることでしょう。実はこれらの健康効果、チョコレートではなく、チョコレートの原料であるカカオ豆に含まれる成分が鍵を握っているということなんです。しかも、海外で発表される論文は、チョコレートではなくココア(主にカカオマスから脂肪分を抜いたものです)を対象にしたものがほとんど。簡単に言ってしまうと、一般的に売られている甘いチョコレート菓子の多くには、これら成分が極微量にしか含まれていないんですね^^;

そもそもこれら成分を含むカカオマスは非常に苦いもので、人の口には合いません。そこに砂糖や甘味料、乳製品で味をつけているのが一般的なチョコレートとして売られています。言ってしまえば、美味しく食べられるチョコレートのお菓子に、これら効果はほぼないと言っても良いかと思います。反対に、それら菓子に含まれる脂肪分や糖分によって負の影響が多いことも言われています必要なのはフラバノールを始めとするカカオポリフェノールを摂取することで、余計な脂質や糖分は健康を害しますし、何より太ります。

ちなみに体操の内村航平選手が大好きな、あのチョコレート菓子。準チョコレート菓子(カカオ分7%以下)に分類され、かつ高脂質ときています。残念ながら、ここで説明した健康効果はほぼございません。

ですから、もし食べる場合は、高ポリフェノールをうたった物で、かつ脂質や糖質を思慮する必要があります。ただし、高カカオのチョコレートは、元々カカオに含まれる脂質が多いため、必然的に脂質量も増えてしまいます。結局のところ、チョコレートを多く食べることは全ての効果を打ち消してしまうため、健康のためには無意味ってことなんですね。

現実的に健康を求めて摂取しようと思った場合、高カカオをうたう商品(カカオ分70%以上)を一日に5~10g(2欠片程度)を食べるのが良いということになります。正直なところ、カカオ分の高いチョコレートは、苦く、口当たりの良いものとは言えません。美味しくチョコレートを食べたいと願う皆様には夢も希望もない内容で申し訳ありません……。ですがこれが現実です。

ちなみに2008年に国民生活センターが行った高カカオチョコレートに含まれる諸々の内容量も発表されています。気になる方は覗いてみてはどうでしょう。

まとめ

人は体も動かさず、美味しく健康的にチョコレートを食べたいと願います。しかしどうやらそれは困難だとわかっていただけたと思います。普通に生活する中で、健康的にチョコレートを食べる方法のまとめとしては以下のようになります。

・高カカオ分(少なくとも7割)チョコレートを一日に5~10g(2欠片程度)食べる
・カカオ分の少ないチョコレートは避ける

望んだ結論ではなかったでしょう?(笑)
でもそれが現実です。

ただ、何事も気にしすぎるのは問題です。たまには甘いチョコレートを口いっぱいに頬張りたいのも人間です。そんな時は、食べた後にしっかりと運動をしましょう!

健康は意識から!
あなたも今日から健康、はじめてみませんか?

参考文献


※1) :Castle, S. M. (2017). Pure (-)-epicatechin and high-flavanol milk chocolate improves flow-mediated dilatation in healthy men: a clinical trial-based investigation (Doctoral dissertation, University of Reading).
※2) :Matsumoto, C. (2017). Cocoa polyphenols: evidence from epidemiological studies. Current pharmaceutical design.
※3) :Van Praag, H., Lucero, M. J., Yeo, G. W., Stecker, K., Heivand, N., Zhao, C., … & Gage, F. H. (2007). Plant-derived flavanol (−) epicatechin enhances angiogenesis and retention of spatial memory in mice. Journal of Neuroscience, 27(22), 5869-5878.
※4) :Moreira, A., Diógenes, M. J., de Mendonça, A., Lunet, N., & Barros, H. (2016). Chocolate consumption is associated with a lower risk of cognitive decline. Journal of Alzheimer’s disease, 53(1), 85-93.
※5) :Taub, P. R., Ramirez-Sanchez, I., Patel, M., Higginbotham, E., Moreno-Ulloa, A., Román-Pintos, L. M., … & Villarreal, F. (2016). Beneficial effects of dark chocolate on exercise capacity in sedentary subjects: underlying mechanisms. A double blind, randomized, placebo controlled trial. Food & function, 7(9), 3686-3693.
※6) :Heinrich, U., Neukam, K., Tronnier, H., Sies, H., & Stahl, W. (2006). Long-term ingestion of high flavanol cocoa provides photoprotection against UV-induced erythema and improves skin condition in women. The Journal of nutrition, 136(6), 1565-1569.

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Posted by 健康ちゃん