寒さ対策、しっかりできていますか? 寒さにまつわる健康の話

2017年12月22日健康コラム, 食事健康コラム, 寒さ, 食事健康コラム, 食事, 食事

楽しいカフェのカップ(Smile)

2017年もいよいよ年の瀬が差し迫り、寒さに凍える日も増えましたね。適度な脂肪の健康体を持つ皆さんには辛い季節です。

意外、というより当たり前なのですが、気温は人間の健康に大きな影響を及ぼします。ですから人は、自らの身を守るため、防寒着を着たり、暖房で部屋を温めたり、抱き合い肌を温め合ったりするわけです♪

さて、ではここで質問です。
冬の期間、部屋の温度が一番高い都道府県はどこでしょう? 日頃あまり考えたことがないことですが、少し意外な場所かもしれませんよ。それでは本編で確認してみましょう!

寒さは健康に影響する?

それでは正解です。一部の方々には当たり前な話なのですが、実は最も冬の室温が温かいのは北海道なんです。それもそのはず、北海道を始めとする日本の北に位置する地域の方々は、九州・四国・中部・関東の方々とは寒さに対する考え方が違います。

灯油タンク北海道などは、物件情報の中に灯油や都市ガスなどの詳細な項目が存在しますし、生活の基盤が都市圏とはまったくことなります。家の外にそんなのを見かけたことがあるのではないでしょうか? 灯油タンクといいます。よろしければ北海道に住む方々のTwitterなどを覗いてみてください。毎日「雪かき面倒くさい」から始まる流れを見ているとほっこりしますよ♪(北海道の皆さん、冗談ですのでお許しを…)

逆に最も寒い都道府県はというと、2010年にweathernewsが発表した調査によると、鳥取県なのだとか。順に和歌山、長崎、鹿児島と続きます。意外ですよね。

さて、それらを念頭に置いて、今度は都道府県別の平均寿命を見てみます(平成25年)。すると、少々気になりませんか? 北に位置する都道府県が軒並み下に位置しています。ちなみに青森(最下位)、秋田(46位)、岩手(45位)、北海道(35位)
これも周知の事実なのですが、平均的にみると『寒い地域ほど平均寿命が短い』んです。そして面白いことに、先程室温が低いとされた鹿児島(43位)、和歌山(44位)、長崎(31位)も同じような結果に。寒さに晒される時間が長いほど、人の寿命は顕著に短くなるというのが痛いほど良くわかります。こう見ると、人が温かさを求めるのは当然のことなのかもしれません。

余談ですが、ロシアなどは2010年以降になって初めて平均寿命が70歳を超えています(日本は83~84歳)。国の力で平均寿命は計れないということですね♪

寒さで寿命が縮む要因は塩分量や酒量、喫煙率、肥満率などと言われていますが、実際に何が主原因かはわかりません。様々な要因が重なることで出される値なのですが、これほど顕著に結果として出ている以上、寒さが関連しているのは確実ではないでしょうか。そこで今回は、最近言われている寒さと健康に関する変わり種情報について、いくつか紹介してみましょう。

項目は3つ。

1.産後は寒さに対する感受性が高まる
2.明るい人ほど寒さを感じにくい
3.冬だからといって死亡率が上がるわけではない

産後は寒さに対する感受性が高まる

お腹を擦る妊婦さん

面白い調査結果があります。韓国の安東大学が発表した臨床報告によると、分娩後の諸症状として、妊婦さんは寒さ、及び寒さに関する感情が増すという結果が出たのだとか(※1)。日本を対象とした冷え性の自己認識調査では、男性が23.2%、女性が55.6%も自分が冷え性であると自覚しており、女性の過半数が冷え性であることを示しています(※2)。その中でも産後は寒さを感じる度合いが増すとなれば問題です。寒い冬の時期であれば、しっかりとした対策をとるのが重要です。

食事であれば、冷所で栽培される食品(ニンジン・玉ねぎ・じゃがいも等)を多めに取り体を温めるだとか、適度な運動をすることで代謝を上げるのが良いでしょう。旬の食べ物は時期時期の体に合った効用を持つことが多いので、意識してみると良いかもしれませんね♪

明るい人ほど寒さを感じにくい

バンザイする女性(作業着)

明るい人クールな人。そんな表現を聞くことがあると思いますが、そんな彼らを統計的に調べると、明るい人達ほど基礎代謝が高くエネルギーを発散しているのだそう(※3)。当然といえば当然なのですが、これは日頃から若々しくエネルギッシュに努めている人ほど基礎代謝が高くなるということ。基礎代謝が高いということは、基礎体温も高いことに繋がりますので、冷え性だからと手足をこするより、笑顔でハキハキと生活するほうがよっぽど効果があるようです。
「~だから」という言葉は健康の敵です。いいわけをする前に動く人ほど健康的なのは、こんなところにもあるのかもしれませんね♪

冬だからといって死亡率が上がるわけではない

OKサインを出す医師

最後にこんなものを。寒い時期は病気や体の異変などで死亡率が上がりそうな気がしますが、どうやらそんなことはないそうです。16年にイギリスで発表された寒冷地での死亡率尺度を見てみると、寒気に伴う死亡を除くけば通年でみて差がないのだとか(※4)。ただし寒すぎると寒さが関連して亡くなる方は増えるとのことなので、北国の方々は気をつけてくださいね!

まとめ

寒さは体に様々な影響を与えます。筋肉が縮こまり代謝を下げ、さらには動くことも嫌にさせます。そのため体は代謝を上げるため塩分や酒を欲し、無駄な脂肪をためこみ血圧をあげます。これでは悪循環です。

だからこそ、寒いところでは努めて明るくいる方が幸せになれるようですよ♪ しっかり寒さ対策し、食べ、運動することで、身体は強くなります。ウジウジ縮こまっていては何も始まりません。外が雪なら、部屋を暖かくしてストレッチなどどうでしょうか?

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あなたも今日から健康、はじめてみませんか?

参考文献


※1) :Koo, J. S., Lee, Y. J., & Seo, B. I. (2017). Clinical Report of Various Postpartium Symptoms. Journal of Korean Medicine, 38(1), 112-124.
※2) :Sakaguchi, S., Kuge, H., Mori, H., Miyazaki, J., Tanaka, T. H., Hanyu, K., … & Sasaki, K. (2016). Extraction of items identifying hiesho (cold disorder) and their utility in young males and females. Journal of integrative medicine, 14(1), 36-43.
※3) :MOHAMMADI, F. G. R., NASERI, M., MOVAHED, M., & DOROSTI, M. A. (2017). THE ASSOCIATION BETWEEN BASAL METABOLIC RATE AND TEMPERAMENT IN IRANIAN TRADITIONAL MEDICINE POINT OF VIEW.
※4) :Hajat, S., & Gasparrini, A. (2016). The excess winter deaths measure: why its use is misleading for public health understanding of cold-related health impacts. Epidemiology (Cambridge, Mass.), 27(4), 486.