みんなはどうなの。あなたは健康的な生活を送れていますか?

12月 20, 2017健康コラム健康コラム, 健康意識健康コラム, 健康意識

疑問のある女性

健康的な生活。響きは良いですが、さて実践してみようと思えば、それはとても難しいです。規則正しい睡眠、食事、運動、排便、飲酒、喫煙、ストレス解消など、気をつけるべき項目は多く、一筋縄ではいきません。

さて、では質問です。
皆さんは、自分を覗いた世間の人々が、どの程度健康を気にして生活しているか知っていますか? 今回はそんな皆さんの意識について紹介してみたいと思います。

若年層の健康生活調査の結果は?

17年の11月、山梨学院短期大学が発表した論文で、保育系短期大学の学生さんを対象に30年にわたり健康生活について行われた調査結果があるのですが、とても興味深い内容でした(※1)

・生活リズム
・運動
・朝の気分
・排便
・肥満度
・喫煙
・飲酒
・食欲
・睡眠
・好き嫌い
・食事規則性
・階段昇降反応
・気分転換
・余暇の過ごし方

これら14項目について年代別の統計分析を取った中で、良いものと悪いものが顕著に出ているのが印象的でした。「喫煙」、「好き嫌い」、「気分転換」らについては良い数値が出ているが、反対に「運動」や「朝の気分」や「肥満度」、特に酷いのが「排便」なのだとか。

「食欲」は良い値が出ているのに「排便」は問題がある。
「余暇の過ごし方」は良い値が出ているのに、「運動」については問題がある。
「睡眠」の値は良いのに、「朝の気分」は悪い。

これらは現代特有の条件に一致しているのでしょうね。

多趣味・多娯楽化が進み、運動以外で気分転換や余暇を過ごす人が増えいたり、食欲はあるものの、ダイエットやかたよりがちな食生活から排便のリスクを負ってしまう睡眠時間は確保しているものの、生活のリズムは崩れて正しい眠りを取れていない。このようにデータをつきつけられると、なんともあからさまになってしまいます。「必要なものを必要なだけ取ればいい」という表面上の知識は得たものの、それを使いこなす方法論が不足してしまった典型です。

重要なのは必要なものを、“必要なタイミングで” 取り入れること。日頃、11時に寝ている人が、「7時間寝れば良いんでしょ?」と深夜三時に寝ても、それは意味をなくしてしまいます。ダイエットを意識するならば、生活の改善が必要なのに、食べる量だけを減らしてしまう。これでは上手くいくものも失敗してしまいます。重要なのはバランスです。

社会人はより気をつけなければいけない

馬鹿にする女性

そんなの学生だからじゃないの?
などと考える人もあると思います。しかし実際は“学生さんだから”この程度で済んでいると私は考えます。

人は歳をとればとるほど、社会的責任を増していきます。仕事、子育て、周りからのプレッシャー、それら責任が背中に乗れば、人の生活はさらに荒れます。30歳を過ぎれば代謝は落ち、運動をする頻度も減ります。意識しなければ一年二年と時間は経過し、お腹にはどっぷりと脂肪が溜まります。
「若い頃は大丈夫だったのに」
この言葉が満足度にも反映されるはずです。歳を重ねれば重ねるほど、14項目の満足度が良くなることはありません。それは皆さんが実際に実感しているはずです。そうではありませんか?

おおむね時間のある”学生さん”でもこの数値なのです。世間の皆さんがどれだけ健康に対する意識が低いか、わかっていただけたでしょうか?

まとめ

「健康は意識から」
私がいつも締めに使う言葉です。現代人は正しい知識を手に入れる術を手にしました。しかしそれらを正しい方法で使うことに関しては『まだまだ』です。

『実行』には力がいります。「運動する」と口で言うのは簡単です。しかし実際に動くのは、意外とハードルが高いものです。ですが人は考える生き物です。意識を強く持てば、その動きを絶対に変えられます。そして同時に、誰かの動きも変えられます。自分一人の力で難しいのならば、いっそのこと周りも巻き込んでください。

「今週末、ウォーキングでもしない?」

全てはその一言から始まります。
健康的な生活って、それほど難しいものではありませんよ♪

健康は意識から!
あなたも今日から健康、はじめてみませんか?

参考文献

※1:澤田孝二, & 澤田由美. (2017). 短期大学学生の健康生活の変遷: 30 年間 (1982 年~ 2012 年) にわたる調査結果の分析 (2). 山梨学院短期大学研究紀要, 69-80.