もうプレゼントの準備はお済みですか? クリスマスにまつわる健康の話

12月 15, 2017健康コラム, 食事クリスマス, 健康コラム, 食事健康コラム, 食事, 食事

サンタクロースのマスコット

年の瀬が差し迫ると、やはりクリスマスの話題が多くなりますよね。街中がイルミネーションに彩られる季節は、心も晴れやかな気分になります。でもちょっと待ってください。それ、本当に健康ですか?

ということで、今回はクリスマスにまつわる健康の話をしてみたいと思います。

クリスマスと健康が関係あるの?

実際のところ、健康とクリスマスに関係などないと思う人がほとんどでしょう。しかしクリスマスを始めとする様々な行事の裏には、健康にまつわる注意事項が沢山あるんですよ。どれも覚えておいて損はないと思います。

具体的な項目は4つ。

1.季節性感染症のピークはクリスマスにやってくる
2.クリスマス期間は整腸作用が不良になりがち
3.交通量増加による大気汚染度の増加
4.クリスマスの準備で大怪我!?

これらを詳しく説明してみましょう。

季節性感染症(インフルエンザ)のピークはクリスマスにやってくる

風邪を引いたワンちゃん

あまりに普通のことですが、本格的なクリスマスシーズンの約二週間は、感染症が広がる最も大きな要因になっています

毎年のことですが、年末年始を境にインフルエンザの流行はピークへ達します。おおよそお気づきだとは思いますが、今回これら流行の一旦どころか大きな要因を握っているものとして、クリスマスやお正月といったお休み期間が吊るし上げられてしまいました。まあ、普通に考えればわかりますけどね^^;

イエール大学が季節性インフルエンザのパンデミックについてまとめた発表の中で、9~11月中の予防接種を受けることを推奨しています(※1)。またこれらお休みの後にインフルエンザのピークが訪れることが明らかになったことため、休みに入ってからでも遅くはないので予防接種を受けなさいと指摘しています。これから学校が休みになり家族で休みを過ごす機会が増えると思いますが、予防接種がまだの方は休みに入る前に準備しておくのはいかがでしょうか。

ちなみに余談ですが、これら期間中はインフルエンザを発症した急患の患者さんが最も多い時期だそうですよ(※2)。元々病院はお休みなのに、急患の患者さんが多い。……言いたいことはわかりますね? かかったら一番苦しい時期ってことです^^;

クリスマス期間は整腸作用が不良になりがち

お腹を押さえる男性

皆さんも身に覚えがあると思いますが、クリスマスシーズン中は食べ物の質や量が変動します。ウィラル大学教育病院の発表した内容によると、クリスマスお正月の間で整腸不良の発生率が異常に高いのだそうです(※3)
最近では日本でも一般的に食べられるようになったクリスマスのディナーは、過剰摂取などによる消化不良になりがちなのだとか。
絶対ダメ!その傾向がもっとも顕著なのが子供で、特に太っている子供は肥満が加速する最悪の季節ですクリスマス中の子供の肥満は、お父さんお母さんの存在が全てを握っています。お子さんが暴飲暴食しないよう、ちゃんと注意が必要ですよ!

 

交通量増加による大気汚染度の増加

マスクをする人形イメージ

クリスマスから始まる民族大移動は、時に短期的な大気汚染を招きます。日本の場合は中国やインドまではいきませんが、それでも交通量は増えるため、一部地域での大気汚染が発生します。都心部にお住みの方々は注意が必要です。
東京とは多少状況が異なりますが、イタリアはローマで行われた調査結果によると、期間中の健康リスク推定値EUの定義限界値を超えていたそうで、国の違いはあれど、それは日本でも同じはずです(※4)。お休み前後の大移動期間、意識してマスクしてみるなど対策するのが大事かもしれませんね♪

クリスマスの準備で大怪我!?

落下する人形

最後はちょっと間抜けだけど恐い話。日本でも自宅のお庭や部屋にイルミネーションを飾るお宅が増えていると思いますが、少々気になるデータがあります。
実は年々クリスマスのイルミネーションを設置中にハシゴや脚立から落下して怪我をする人が増えているそうです。こちらはカナダで取ったデータなのですが、クリスマスの準備中に重傷を負った人の数が出されていて、平均年齢が55歳と少々高め。ほとんどがお孫さんや家族のために張り切ってクリスマスの準備をしていたお爺ちゃんで、死亡率や重大な事故に繋がる確率が高いそうです(※5)簡単な準備だからとなめないで、しっかりとした対策をして準備をしてくださいね♪

まとめ

日頃の生活から離れ、クリスマスだ!と浮かれすぎると、ふとした時に足元をすくわれかねません。確かにクリスマス期間中はストレス値の低下が見られるなど、精神的に解放される素晴らしい時間ですが、あまり羽目をはずしすぎないのも重要ですよ。

さて、ここで最後まで読んでいただいた方に豆知識を。

この時期、家庭用などで売られていることも多い『もみの木』。クリスマスツリーに使用するため購入する方もいるかと思います。しかしもみの木は本物の植物ですから、葉や枯れなども当然発生します。となると、クリスマスまでの期間、健康に保つ必要があるわけです。

そんな時、最も木を健康に保てる方法をご存知ですか? 実はヘアスプレーをかけるのが有効だとか。葉っぱにヘアスプレーを吹きかけることにより葉が落ちるのを防げるのだそうです(※6)。機会があれば試してみてはどうでしょう。

健康は意識から!
あなたも今日から健康、はじめてみませんか?

参考文献

※1) :Hadler, J. L. (2016). Christmas–New Year Influenza Lull: Not Too Late for Vaccination. The Journal of infectious diseases, 215(5), 671-672.
※2) :Martin, L. J., Im, C., Dong, H., Lee, B. E., Talbot, J., Meurer, D. P., … & Yasui, Y. (2017). Influenza‐like illness‐related emergency department visits: Christmas and New Year holiday peaks and relationships with laboratory‐confirmed respiratory virus detections, Edmonton, Alberta, 2004–2014. Influenza and other respiratory viruses, 11(1), 33-40.
※3) :Sutton, P. A., Burley, N. M., Glover, J., & Titu, L. V. (2017). Impact of Christmas on bowel preparation for endoscopic examination of the lower gastrointestinal tract. Surgical Practice, 21(1), 39-41.
※4) :Renzi, M., Stafoggia, M., Faustini, A., Cesaroni, G., Agabiti, N., & Forastiere, F. (2016). Health effects of air pollution in Rome in December 2015. Epidemiologia e prevenzione, 40(1), 29-32.
※5) :Driedger, M. R., Gupta, A., Wells, B., Dixon, E., & Ball, C. G. (2016). “Oh the weather outside is frightful”: Severe injury secondary to falls while installing residential Christmas lights. Injury, 47(1), 277-279.
※6) :Akres, O., Cavallaro, I., Cheng, C., Dixon, M., Goddard, D., Hofbauer, T., … & Nettleton, E. (2016). The Christmas tree project: comparing the effects of five treatments on the health of cut Christmas trees (Pinus radiata, Pinaceae). Australian journal of botany, 64(1), 15-19.